こんにちは!
36歳から不妊治療を始めた「みらい」です。
このブログではこれから不妊治療を始めようと思っている人へ、
私が実際に体験している治療の様子をお伝えしています。
今回のテーマは
【不妊治療】
- 保険適用後に支払うお金はどれくらい?
- 保険適用になったデメリットはある?
この2つをメインに簡単にご説明しますね!
不妊治療:ステップごとにかかる支払金額について
不妊治療のステップについてはこの記事で解説しています。
↓
大きく3段階に分かれていますので、それぞれでどれくらいのお金がかかるかご紹介します。
タイミング法指導でかかる費用
検査:6~7,000円
注射・投薬:+1,000円
タイミング法での指導(診察)では、投薬がない場合
2,000円~3,000円です。
初診の場合は簡単な検査も入れて+1,000円で4,000くらい。
風疹の抗体検査や性病検査をまとめてした場合は、6,000円台でした。
検査系は自費がほとんどなのですが、やっておいて損はないです。
検査のうち、「卵管造影検査」はやっておくことをおすすめします。
生理痛の重いやつを感じたり、
検査中はお小水を我慢しないといけないのが辛いのですが…
この検査後、卵管の通りが良くなって通常妊娠がしやすくなるとの説明がありました。
次のステップである人工授精でも夫と「関係」するタイミングを指導されるのでやっておいて損はありません。
この検査だけで6,000円ほど支払いがありました。
保険適用の3割負担だったので、全額自費なら20,000円くらいだったってことですね…
人工授精でかかる費用
注射・投薬:+1,000円
人工授精(1回):6~7,000円
診察や投薬はタイミングの時とほぼ変わりません。
人工授精の際に、検査費用と同じくらいのお金がかかります。
ちなみに、この人工授精の金額は
「当日に夫の精子を供出してもらったものを持参する」
という方法なので、男性側の事情で凍結保存されているものを使ったりする場合は別途費用がかかります。
体外受精でかかる費用
注射・投薬:+1,000円
採卵:9,000円~20,000円
体外受精(1回):10,000円~20,000円
顕微鏡受精(1回):10,000~40,000円
これらは43歳以上だと自費になりますのでご注意ください。
※私はまだ体外に進んでいませんので、病院からの説明のみを記載します
診察や注射、投薬はほぼ金額が変わりませんが
「採卵」(直接卵巣に針を刺して卵子を取り出す)は採れる卵の数で料金が変動します。
体外や顕微鏡でも受精もこの卵子の数に左右されて、多いほど費用がかかります。
ちなみに、この後採れた卵や受精卵を保存する場合、管理費なども含めてさらにお金がかかります。
さらに、精子の調整や培養も技術料が含まれたりするなど、トータルで1回10万円ほどかかる計算でした。
人工授精からステップアップすると、16倍↑もの費用が掛かるということです。
これでも3割負担の金額なので、自費でとなると…考えるだけで恐ろしいですね。
不妊治療が保険適用になった後のデメリット
夫婦で仕事を調節して通院する必要がある
タイミング法は割と土日でも診察OKで、気軽に通院できていましたが
「人工授精」にステップアップするとそうもいきませんでした。
お互いフルタイムで働いているので
- この日に必ず診察
- この日に必ず採精
そう指示されるのがけっこう大変。
私はというと、有休を使って午前か午後休んで仕事に戻る…という事が発生するので夫が非協力的だと絶対に続いていません。女性側の時間調節、調整、拘束時間がかなり負担です。
人工授精当日は到着してから2時間は確実にクリニック滞在が必要なので、フルタイム仕事の人は本当に大変です。
治療希望者増加で待ち時間が増えた
私を含め、保険適用になってから妊活を始めた人が増えました。
平日の診察時間帯でも座れずに立っている人が何人かいるほど。
予約を取っていっても、30分以上は待たされます。
逆を言えば、こんなに不妊に苦しんでいる人がいたんだ…
経済的に負担だから諦めていたけど、頑張ってみよう!って思う人が増えたんだな。
…なんて感じます。
少子化対策の一環かとは思いますが、やらないよりマシ。
経済的理由から諦めかけていた私たちからすれば大歓迎の状況です。
病院側の負担
治療希望者が増えたことにより、病院側の負担が増えたこと。
事務員さんや看護師さん、先生たちもかなり忙しそうです。
診察しても診察しても、次々患者が訪れるのですから無理もありません。
保険適用となると、病院側の報酬もガクっと下がります。
忙しくてイライラしているときもあるでしょうし、患者側も妊娠できなくてイライラ。
お互い悪い空気になっていては、新しい命も気持ちよく授かれません。
風の噂でボーナスカットや報酬減額を告げられた病院スタッフさんもいるとか。
これでは悪循環が生まれてクリニック自体がなくなってしまうかも…。
「患者さんに授かってほしいから頑張っています!」と言って下さるスタッフさんたちのためにも、妊活がうまくいっていなくても、できるだけにこやかに応対したいものです。
スタッフさんたちに八つ当たりするなんてもってのほか!です。
※明らかな医療ミスは別問題です…
さいごに
体外受精で科学の力を借りる段階になると、グっと費用がかかります。
人工授精でも妊娠率は8~10%と聞いて、10年間も先送りせずにすぐステップアップしておけばよかったと後悔中。
2022年6月現在、AIH(人工授精)2回目終了。
本来なら5月にもタイミングがありましたが排卵済みになってしまったので断念しています。
毎月予測だけで答えのない体調の流れと付き合っていかないといけないので、これはこれで正解がわからず苦戦中。注射をしたり投薬したり…調子が悪くなってしまうこともあるのでフルタイム仕事がちょっと辛いです。
でも、夫の収入だけではやっていけないので頑張るしかないですね。
クリニックの混み具合を見て、大変なのは私だけじゃない…!と毎回勇気をもらっています。
一緒に頑張っていきましょう!!