2025年2月。
不妊治療はタイミング~人工授精を経て体外受精まで挑戦して4年目の年です。
すでに立派なアラフォー。
今月は5回目の移植予定でしたが、とある事情により中止せざるを得ませんでした。
記事のタイトルからお分かりいただける通り、【腫瘍】が見つかったのがその理由です。
女性ホルモンは腫瘍の美味しいごはん。
体外受精で服薬を続け、ホルモンを盛りに盛ってきた私の体はまさにパラダイス状態。
肥大化するわけです。
※先生に教えてもらいました
本日の時点では良性か悪性かは不明のため、不安はつきませんが…
この問題が解決するまで、経過と結果を記録するためにもブログ記事として残していきます。
腫瘍が見つかった場所について
同年代で不妊治療をされている方に向けて、発覚した際の実年齢を公表することにしました。
不妊治療を続けている中で、少しでも不安要素があれば迷わず専門科を受診してくださいね。
腫瘍が見つかったのは胸。
それも、乳頭=乳首です。
マンモグラフィーとエコーの結果のみで見ると、
乳房にはしこりがなく、乳頭にだけ存在しているようでした。
腫瘍発見場所の状態について
- 乳首の色が変化し膨らむ(左右差が明らか)
- 乳首からの出血
リアルな表現で失礼します。
急遽移植をとりやめ、乳腺科を受診する直前の状態では
出血箇所が塞がらず、乳首の先端がパックリ割れて肉のようなものが常時見えている状態でした。
どうしてこうなるまで放っておいたの?
と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
弁明すると、実は20代前半の頃から小規模な出血はあったのです。
当時から乳腺科は受診していて、「ひどくなったらまた来てね」という感じで経過観察状態でした。
それが、ここ2~3ヶ月で一気に悪化してきたのでさすがにおかしいと考えた訳です。
生活の中で感じた違和感とは
さて、ここ2~3か月で一気に悪化した際の普段の生活はどうだったのか。
受診を決意する前と現在の違いを比較してみました。
・生理周期に合わせて出血しやすい時期があった
・出血しない周期がほとんどだった
・乳首の腫れ具合も、左右差で比較してほぼ感じなかった
・常時出血している
・腫れ&はち切れているようなグロテスクな見た目をしている
・脇のリンパが腫れているような違和感がした
連続で体外受精の移植周期に入っていたこと。
腫瘍発見までの経緯まとめ
◆最初の出血◆
20代前半で片方の胸から出血しているのを発見。
下着にポツポツと赤い染みが残っていたことで気付きました。
この時に母親の勧めで地元の乳腺科を受診。
祖母が乳がんで片方を切除していたので早めに動きました。
診察当日には出血がおさまっていたので生検はせず、マンモグラフィーとエコーをとって経過観察とします。
◆大卒で就職~結婚してから1回目の転職まで◆
地元を離れて就職のために上京。
引っ越す直前にも乳腺科を受診しましたが特に異常なし。
出血がない期間のほうが多く、もう治ったのかな?という感じでした。
それから10年ほどして就職した会社で適応障害になってしまい、
その際も出血が何度か見られました。
退職して気持ちが落ち着いた頃には症状が落ち着いたので、ストレスなのかな?と思ってこの時も検査に行く→経過観察になるだけでした。
1回目の転職先も、初めは順調でしたが徐々に不穏な感じになり・・・
新型コロナの流行で派遣切りに遭います。
この時も収入がなくなる不安で何度か出血していたような記憶がありますが、下着に点々と血がつくだけでほとんど記憶にありませんでした。
◆2回目の転職から現在◆
転職先に恵まれ、とても良い環境でお仕事をさせて頂けることになり精神的な余裕がでてきたところで不妊治療を開始しました。
すでに30代半ばでしたので、半年間人工授精を試み成果がなかったのですぐ体外受精へチェンジ。
1回目の採卵では新鮮胚と胚盤胞の移植を1回ずつ行いましたが、いずれも不成立。
これが2022年2023年ごろです。
2回目の採卵は2024年の春でした。
前回よりも多めに採れたのですが、すぐに移植はせずに秋までお休みをすることに。
夏が苦手で体力がもたないのと、連続手術で金銭的にも精神的にも厳しかったからです。
しかし、この頃から乳首の腫れがかなり気になるようになってきました。
そのまま不妊治療のかかりつけ医に相談→うちではわからない
皮膚科に相談→ステロイドが効かないので解決方法がわからない
そうこうしているうちに、一旦出血は止まりましたので病院行脚は中断。
秋の移植に向けてゆっくり貯金をしているところでした。
腫れぼったい感じはありつつも、出血がないならこのままでいいやということで3回目の移植周期へ。
子宮内膜が薄く、グレードの良い胚盤胞でもなかなか着床しないことから、4回目の移植周期からは薬が一気に増えました。
それが、2024年12月末~2025年1月、2月となります。
1月の移植は行いましたが、着床はしたものの妊娠継続ができませんでした。
翌月となる2月に5回目の移植に向けて再スタート。
ただ、ここで尋常ではない乳首の腫れと止まらない出血に嫌な予感がして移殖を一旦キャンセルして乳腺科を受診することになるのです。
今後の治療予定
- 生検(細胞をとって調べる検査)をする
- 結果、良性か悪性かがわかる
- どちらの結果になるかによって手術方法が変わる
ということで、近々また生検のために乳腺科を受診することになりました。
すでに来週の診察時間を予約済みです。
良性ならば形成外科でとってくれるようですが、
悪性ならばガンなので、大きい病院を紹介されることになります。
さいごに
杞憂であれば良いな、と願うばかりです。
そして、良性でも悪性でもどちらの場合でも片方の乳首は切除するので無くなります。
胸の形が変わってしまう恐怖。
でも、「取ってください」とすぐに返答しました。
まだ、片方残るから。
先生や看護師さんにも即断即決した際は驚かれましたが…
その意気や良しということでかなり応援してくれました。
まずは生検で細胞を提出する。
どんなオペになるか不安だけど、麻酔を使ってくれるらしいから少し安心。
ノー麻酔で胚盤胞をお腹に戻すのよりはきっと痛くないだろうと信じて来週頑張ってきます。
余談ですが、夫にもこの話は共有済みです。
「・・・という訳で、取ることにした」と伝えれば「分かった」とあっさり。
もうちょっと慰めてほしいな、ねぎらってほしいなとは思ったけど・・・。
自分以上に動揺されても不安が増大するだけなので、ある意味夫のこの反応は助かったかもしれない。
心配していないわけではない、というのは長年一緒にいるので分かっています。
彼は「その時、できることをする」「なるようになる」というモチベーションの人なので。
私は感情に任せて喚いてしまう方なので、いつも助かっています。
それでは、また次回。